雪が多く降る地域に住んでいるときに困るのが車のタイヤですが、そんなときでもスタッドレスタイヤがあれば大丈夫です。
なぜスパイクなしのスタッドレスタイヤでも滑りにくいのか、それは滑りやすい原因となる水膜を逃がす工夫が施されているからです。
雪道でも頼りになるスタッドレスタイヤ
雪が多く降る地域に住んでいるときに困るのが車のタイヤです。
普通のノーマルのタイヤでは滑ってしまい危険ですが、そんなときでもスタッドレスタイヤがあれば大丈夫です。
以前はタイヤの表面にスパイクを打ち込んだスパイクタイヤが一般的でした。
しかしスパイクタイヤは道路のアスファルトを削り、粉じんが多く発生して問題になりました。
人の健康に悪影響を与えかねないので最近ではスタッドレスタイヤが主流になっています。
スタッドレスタイヤが滑りにくいわけは
スタッドレスタイヤにはスパイクは打ち込まれていないです。
なぜスパイクなしでも滑りにくいのか、それは滑りやすい原因となる水膜を逃がす工夫が施されているからです。
新雪が路面に積もっている状況ならそれ程滑りませんが、凍結してガチガチになった路面は非常に滑りやすいです。
路面の氷の上を車で走行すると氷が溶け、タイヤのゴムとの隙間に水膜ができることが原因です。
スタッドレスタイヤでは水膜を逃す溝がゴムに彫られています。
これによりタイヤが路面に密着し接地面積を増やし、滑りにくくしています。
低温によりゴムは固くなる性質があり、固くなると本来持っているグリップ力が弱くなります。
スタッドレスタイヤでは低温でも柔軟性をなるべく維持できるゴム素材が使用されていて長期間グリップ力を保ちます。
スタッドレスタイヤの寿命と保管
しかし時間によっても固くなることがあるのでスタッドレスタイヤには寿命があります。
使用状況にもよりますがおよそ4年から5年で寿命を迎えると言われています。
ゴムの劣化が進んだら新しいスタッドレスタイヤに交換することが大切です。
保管の方法によってはスタッドレスタイヤの寿命を延ばすことが可能です。
雪が溶けスタッドレスタイヤから通常のノーマルタイヤに交換するときは、スタッドレスタイヤの空気圧を少し抜いて保管しておきます。
空気圧を高めたまま冬が来る前まで長期間保管するとゴムにヒビ割れが生じる恐れがあります。
直射日光や風雨に晒されない場所が保管に適しています。さらにカバーに入れておくと良いでしょう。
車庫に鍵をかけずに保管していると盗まれる恐れがあるので注意が必要です。
コメント