お使いのパソコンを他人に譲渡するときに気になるのがハードディスクに保存していた個人情報です。
ゴミ箱に捨てて空にしただけでは個人情報が漏洩しかねないですが、Windowsにハードディスクを完全消去するコマンドがご用意されています。
お使いのパソコンを他人に譲渡するときに気になるのがハードディスクに保存していた個人情報です。
ただゴミ箱に捨てて空にしただけでは見えないだけでハードディスクにそのまま残っている状態です。
両親や兄弟姉妹、祖父母と言った親族なら安心ではありますが、他人に譲渡するときは個人情報が漏洩しかねないです。
完全消去できるソフトが販売されていますがお金が必要です。
ハードディスクを完全消去するコマンド
そんなときはWindowsにハードディスクを完全消去するコマンドがご用意されていますのでお金を掛けずに個人情報の漏洩を防止できます。
そのコマンドはcipherでこのコマンドには/wのオプションが付いています。
Dドライブを完全消去したい場合はcipher /w:D:と打ち込んで実行します。
このオプションを付けてコマンドを実行すると最初はオール0を書き込みします。
2回目にオール1を書き込みし、3回目にランダムなデータを書き込みし最後に書き込みしたデータを消去します。
これでほぼ完全消去ができますが確実性を増したい場合は2回3回と繰り返すと良いでしょう。
これ以上の完全消去は物理的にハードディスクを壊すしかないと言われていますので他人に譲渡しても安心です。
cipherコマンドのデメリット
その代わりにこのコマンドはNTFS専用でFAT32では完全消去ができません。
事前に完全消去したいドライブをNTFSでフォーマットしておくことが必要です。
さらにかなり時間がかかるのが難点で容量の多い近頃のハードディスクだと完全に終了するまで何時間もかかってしまいます。
Windowsを起動したまま完全消去する作業を進めることが可能ではあります。
しかし空き領域のみを完全消去するコマンドですので、Windowsが入っているドライブ全体の完全消去はできないです。
さいごに
有料のソフトと比べると何かと制約が多いものの、あまり専門的な知識が無くても手軽に空き領域を完全消去できると言うのが大きいです。
他人に譲渡する前には一度実行してみると言いでしょう。
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