いつもスーパーの食品売場で買っている食品の、「賞味期限」と「消費期限」の違いってわかりますか?
とにかく期限前だったら問題ないんでしょう!と言わずに、少し勉強して物知りになってみましょう。
『農林水産省の「食品の期限表示」からの抜粋』
まずは農林水産省は期限表示を正しく理解してくださいと言っています。
すべての加工食品には一部の食品を除き、賞味期限か消費期限のどちらかの期限表示がされています。
その期限表示は開封前の期限ですので、一度開封したら表示されている期限にかかわらず、早めに食べるように勧めています。
基本的には、品質の劣化が早くて長い期間の保存がきかない食品には、「消費期限」の表示がしてあります。
そして品質の劣化が比較的遅くてある程度の期間の保存がきく食品には、「賞味期限」の表示がしてあります。
ただし、どちらにも言えることですが「開封していない状態での表示されている保存方法に従って」という前提条件での期限表示です。
また食品の保存方法として「常温で保存」と表示してある商品もあります。
この「常温」とは15℃~25℃の範囲の温度のことで、一般的にはこの温度が食品の常温保存の目安になります。
賞味期限の意味は?
表示されている保存方法で、開封されていない状態であれば、風味を損なわずおいしく食べられる期間の意味です。
ですから、賞味期限を過ぎたからといって、食べられないということではありません。
3ヶ月を超える賞味期限は年月で表示し、3ヶ月以内のものは年月日で表示してあります。
代表的な対象商品は、ハム・ソーセージやスナック菓子、カップ麺、缶詰など、冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
消費期限の意味は?
表示されている保存方法で、開封されていない状態であれば、食べても安全な期間の意味です。
ですから、消費期限を過ぎた食品は食べないでくださいということです。
消費期限は年月日での表示になります。
代表的な対象商品は、弁当やサンドイッチ、洋生菓子、生麺など、保存がきかない食品に表示してあります。
生鮮食品の表示はどうなってるの?
畜産物は消費期限の表示になります。
また水産物も消費期限の表示になります。
しかし、農産物には法律での表示義務はなく、袋詰めされていても賞味期限や消費期限がついていない場合があります。
それは農産物は店頭に並んでいても、「呼吸してまだ生きている」という概念があるからです。
さいごに
いかがですか、賞味期限と消費期限の違いはわかっていただけましたか?
ひよっとして、賞味期限の過ぎた食品も食べられないことはないのに、消費期限の食品と同様に捨ててしまっていたのではないですか?
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