岩貞祐太と聞いてピンと来る人はほとんどいないかと思います。プロ野球ファンの方でもそれほど知ってらっしゃる方は多くないでしょう。
それが阪神タイガースのファンの方だとすれば、その知名度は一気に上がるかと思います。2013年のドラフトでタイガースと日ハムから1位指名を受け、交渉権を得たタイガースに入団しました背番号17を背負っている若き投手です。
プロ入り後2年で2勝5敗という、全くパッとしない数字しか残せていないピッチャーですが、ここに来て来年の活躍を予感させてくれる選手に変わりつつ(?)あるのです。
もちろん期待も込めてですけどね。
岩貞祐太 横浜商科大学 投手 22歳
現在は24歳のトラの若きピッチャーです。甲子園での出場経験はありませんが、夏の熊本大会では必由舘高校の一塁手兼投手でベンチ入りも準決勝で敗退しました。
大学へ進んでからは、2年の時に日米大学野球選手権大会に出場、当時共に活躍した選手に、広島カープの大瀬良や野村、ソフトバンクの東浜、ジャイアンツの菅野ら投手陣に、現在タイガースでも同僚でもある梅野らがいます。
日本代表にも選ばれるくらいの選手ですから当然良いピッチャーなのは間違いありません。が、決して花形選手というわけでもありません。
だからイイのです!
こういうタイプの選手がプロ入り後に一皮も二皮も剥けてくれるはずです。今年11月にも結婚をしましたし、来年が飛躍の年になってくれることを願います。
三枚岩となってくれるはずだ
タイガースのピッチャーには背番号21の岩田稔投手、同じく背番号67の岩崎投手がいます。二人とも今季も良く投げてくれましたが、残念なのは二人とも10敗(勝ち星はそれぞれ、8勝と3勝)ずつしちゃいました。
さて、ここで個人的なかつてからのお願いに“三枚岩”があります。
以前、JFKというタイガースには抑えの三本柱がいました。ジェフ、球児、久保田に繋げれば絶対に負けないというものでした。
ならば、今度は岩田、岩貞、岩崎の三枚岩が先発した試合は負けない伝説が誕生して欲しいのです。
三投手ともに左腕のピッチャーですし、岩田こそ32歳と円熟味の出てくる年齢となりましたが、岩貞、岩崎ともまだ24歳。ベテランと若手の三枚岩先発陣で40勝を勝ち取って欲しいものです。
で、何故岩貞に期待を寄せるのか
台湾で開催されていたウインターリーグに参加していた岩貞投手ですが、そこで5試合を投げ、2勝・防御率0.53・投球回数17回で奪った三振が27個という成績で見事投手のMVPを獲得して帰国しました。
文句のないピッチングです。秋季キャンプで取り組んだフォームの改造が見事に成功したと言っていいでしょう。
ウインターリーグと通称しますが、正式には2015年アジアウインターベースボールといいます。野球の世界大会のWBCみたく言うのならばこちらはAWBです。
台湾に地元2チームと欧州選抜と韓国、そして日本の5チームが46試合のリーグ戦を戦う大会です。11月28日から12月の20日までの約1ヶ月間で行われました。
日本からは各球団から期待の若手や強化指定されている選手で日本チームが構成されますが、今回のメンバーもそうそうたる面々で、そんな中での見事なピッチングでした。
そんなそうそうたる面々を引き連れた今回の監督は大森剛監督です。
ジャイアンツファンならその名を知らぬ人は居ないでしょうが、かつての巨人のスラッガーでした。若い方にはピンと来ないかも知れませんが、AKB48の大森美優さんのお父さんと言えば分かりますでしょうか。。ここは余談でしたかね
さいごに
今回の大会へは、タイガースの掛布2軍監督も視察に行っています。岩貞のピッチングはその目で生で観たはずです。掛布さんもきっと岩貞投手に期待を寄せる一年になると思います。
ここでの成績が必ずや来季のシーズンに反映されることとなるはずです。もちろん岩貞だけではなく、打者ではジャイアンツの岡本選手がチーム三冠となる打率・打点・安打で好成績を残しています。
その他にも投手、野手ともに好成績を挙げた選手は各球団にいます。彼ら若手が一人でも多く一軍の試合で活躍する日はそう遠くはないと思います。
あ、大会結果はと言うと・・日本は決勝まで進みましたが、台湾アマ選抜に2-4のスコアで準優勝でした。まあ、その辺はご愛嬌ということで。。。
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