「大事に育てていた○○がどこかへ行ってしまった・・・」
ペットが脱走したり、行方不明になった、という話はよく聞きますが、実は時間が経つとひょっこり戻ってくることもあります。どんな動物が帰ってくるのか?どうして帰ってきたか?
今回はそんな、ペットたちのリターン情報を、実際のケースとともにご紹介いたします。
ペットがいなくなる!
手塩にかけて育てたペットがいなくなった、という話はよく聞きます。街中の電柱に情報の紙を貼ったり、チラシを配って探す人もいるほどです。
しかしそんな騒動を尻目に、ひょっこり帰ってくるペットたちも中にはいます。彼らはどうして出ていき、どうして戻ってきたのでしょうか。
帰巣本能?
ペットの犬や猫、インコなどは、窓が開いていたりすると、サッと出て行ってしまうことがあります。飼い主を離れてしまいたい、自由になりたい、たまたま出られたから、発情期で飛び出した、など脱走理由は様々です。
しかし、再び戻ってきた彼らは、共通して「帰巣本能」によって帰ってきたと考えられます。「帰巣本能」とは、自分が住んでいたすみかに再び戻ってくる本能のこと。
猫や犬などは感受性が強く、本能的に自分が今いる位置、自身が住んでいた場所の位置を把握する能力に優れており、どれだけ遠く離れていても迷いなく戻ることができる能力が備わっています(もちろんすべての犬猫がそうではありませんが)。
脱走後に不安になった、あるいは自然界で生きることができないと判断した場合、この帰巣本能によって飼い主の元に戻ります。
動物によっては帰巣本能が全くない生き物もいますが、嗅覚や感性が人間をはるかに超える動物は多いので、そういった能力によって帰ることができたケースも存在します。
こんな子たちも戻ってきたぞ
チャボやエミュー、さらにはカブトムシまで、様々な動物が飼い主の元に帰還しています。
中には数年ごしに帰ってきて、数日経った後に飼い主に看取られて死んでしまった・・・という物語のようなケースも存在しました。
実に不思議な話ですが、死期を悟ったからこそ戻ってきたのか、と考えてしまいますね。
逃げたペットはどこにいるのか?
では、具体的に逃げた犬や猫を探す際のポイントをまとめてみました。それぞれの
ねこのばあい
- 猫の毛色や尻尾のカタチなどを細部まで記載した掲示物を作成する。
- 電柱などに掲示しながらリサーチをスタートする。
- 大半は飼い主の家から半径2km圏内で発見される事が多いので、その範囲で猫が向かいそうなポイントに的を絞って探し出す。
- 最も見込みが高いものは、公園や川というようなお水が飲めるスポット。
- 該当エリアの界隈で野良猫にエサを与えてる近所の住人などが居れば、聞き取りリサーチを進めまることで情報を得られることもある。
- 人間が入って行く事ができない窮屈なスポットならば、始める前にレコーディングされた飼い主の音声を流すなどして、リアクションがあることを確認する。
このようなことを一日中休まず1~2週間ほど一歩一歩やることによって、相当の確率で探し出すことができるとの事です。しかしせっかく見つけても直ぐに捕まえようとしないでくださいね!!
やはり「ねこちゃん」たちも野生にかえって人間への警戒が強まるのか、飼い主といえど逃げ出す確率が高くなるとのこと。生息を確認したら、捕獲器などを準備して捕まえるようにしたほうが良いとのこと。
いぬのばあい
犬の探索のばあい、小型、中型、大型で大きくかわります。
小型犬の場合
- 行動範囲が狭く捕まえやすいため、飼い主の家から半径500mほどのエリアで保護されている場合がほとんど。
- 掲示ポスターを見た近隣の方から連絡がはいる可能性が想像以上に高くなっている。
中型犬の場合
- 犬・ネコのなかでも最も探しずらい部類になる。
- かなり行動範囲が広いため、掲示物を貼っている範囲外で発見されることもある。
- 警察や保健所、犬の死体を片づける土木管理事務所や清掃会社などから情報を得ることもある。
大型犬の場合
- 大型犬は人に被害を与える危険性があるため、近隣の住民が発見すると保健所に通報されるケースがほとんど。
- よって飼い主も保健所に問い合わせれば解決するパターンが多い
さいごに
ペットがいなくなることは悲しいことですが、再会を果たした人たちも数知れず。出て行ったからといって諦めず、いつでも迎えてあげる準備をしてあげましょう。ペットを大切にしてきたお家であれば、彼らが帰ってくる場所もまた、そのお家に違いありません。
コメント