ペットショップに行くと、子供用、大人用、シニア用といろいろなフードが販売されていますよね。
あれはそれぞれ、どういう違いがあるのでしょうか。そもそも、なぜ年齢や飼い方で違う餌が必要になってくるのでしょうか。
ドッグフードやキャットフードには子供用、大人用、シニア用といろいろなものが販売されています。それぞれのペットフードの違いは何なのでしょうか。簡単に説明していきましょう。
カロリーが高めの子供用
まず子供用ですが、これは大体4カ月から1歳になるまで与えることを想定して作られています。このフードの特徴は、量の割にカロリーが高いことです。これは子供が成長するためにたくさんのエネルギーが必要になることと、体が小さく必ずしも量的には多く食べられないことを考えたうえでのことです。
子供に大人用の餌を与えることも可能ではあるのですが、やはり成長に必要な栄養分が不足していたり、粒が大きくて食べにくかったりするという問題点があります。
消化の良いシニア用
最近のペットは大切に飼われていることもあり、寿命が全体的に延びています。このため、シニア用とかシニアプラス用といった高齢動物の餌もよく見かけるようになりました。
シニア用の特徴はカロリーが低めで、消化が良いことです。動物も高齢になると、どうしても運動量は落ちますので、肥満防止のためにカロリーを抑えているのです。また、年を取ると内臓機能も落ちてきますので、一般的な大人用だと吐いてしまうこともあるため、消化が良くなっているのです。
また、老化を抑えるため抗酸化作用のある成分が入っている餌もあります。
カロリーを抑えたインドア用
特に散歩に出る必要のない猫は、完全に室内だけで飼われているのも多いようです。都市部では外に出すと交通事故などに遭ってしまう可能性が高いためなのですが、どうしても運動不足になってしまいます。このため、カロリーを抑制しているインドア用の餌も販売されています。
カロリー過多なら餌を減らせばいいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、量が少ないとペットにとってストレスになってしまうのです。カロリーが少なくてもちゃんと量を与えた方が、ストレスがたまらないため長生きできるのです。
さいごに
結論からいえば、いろいろな種類のペットフードが販売されているのは、ちゃんとした理由があるということです。餌はペットの年齢や、あなたの飼い方に合わせて選びましょう。
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