アブラソコムツ(毒魚)を食べた感想とその後に起こる恐ろしい事実!

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アブラソコムツという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

釣りをされる方はその名を一度は耳にしたことがあるかと思います。そう、魚の名前であります。

どんな形をした魚なのか名前を聞いただけではなかなか想像も難しいですが、ひとつその名前から分かるのは、アブラ・・油っぽい魚なんだということです。

大東島に住んでいる友人が釣り上げたものを頂きましたが、油っぽいという生易しいものではありません。噂には聞いていましたが、油そのものです。。

油をそのまま飲んでいると言ってもいいくらいかも知れません。いろんな魚がいるものです。

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アブラソコムツとは

釣り上げたものは1メートル強ほどでしたが1メートル50センチ近くにもなるものもいる大型魚です。体はこげ茶っぽい色で、鋭い歯を持っています。

正式名称はスズキ目サバ亜目クロタチカマス科のアブラソコムツ属に属する魚です。見た目では、美味そうだなという感想は持てません。

150~1000メートル付近に生息している深海魚で、全体の風貌もまさにそれを表していて、多分マグロがゾンビになったらこんな感じになるんだろうなと思います。

大型の上に、引きも強いのでスポーツフィッシングの対象にされることもあるようです。

そして食べてみた・・

板前をしている友人の店に持って行き、捌いてもらいました。まずは刺身にして食します。白よりも少しピンクっぽい感じの色合いで、つやつやしています。

このつやつやが油なんですね。

しかし見た目だけでは美味しそうに見えます。さて、そのお味は・・食べた感じはブリの食感ですね。そして大トロを食べた時のようにすぐに口の中いっぱいに広がる脂。

すごく脂が乗っていると感じることが出来ます。

しかし、この場合は実際には油が広がっています。三切れ以上は食べられませんでした。捌いた友人にも美味しいと感じてる三切れほどで止めておけと言われる始末。

余った刺身を焼いてもらいましたが、これもそんなに悪くありません。いや、どちらかと言うと美味しい部類に入ると思います。ビールのつまみにと食べてみますが、これまたほどほどに止めておけと言われて二切れほどでご馳走様となりました。

有害な魚

毒魚(板前友人談)だそうです。

日本国内でも販売禁止に指定されているので市場には流通はしないようです。何が有害なのかというと、アブラソコムツの持つ油脂成分がワックスエステルであることです。

つまりワックスを食べているのと同じことなのです。ですから、食べたものは消化出来ません。そのために腹痛や下痢を起こしたり、それが重症になると脱水症状を起こしたりもします。

板前の友人曰く、もしどうしてもこれを食べたいときがあっても、絶対に多くは食べないようにと釘を刺されました。初めて食すときにこんな事言われたら、もう二度と食べることは無いかと思います。

しかし、食することで何より悲惨なのはそのままお尻から漏れ出すことです。これは本当に本人の意思など全く関係なく所構わずに出てきます。しかも、そのまま辱めを受けた者たちが私の周りにこれほど居たとは・・

さいごに

初めて食す機会をもらいましたが、もしも事前に何ら情報もなく何ら警戒心もなく目の前にしていたら、普通にビールのつまみに美味しく感じて食べていただろうと思います。

しかし、その油っぽさは間違いなく気付くもので、そこから食べるのを躊躇していたか或いは大トロのようなものだとそのまま食べていたかでしょう。

後者だった場合、もしもそれが出先でのことだったならそのままコンビニへ替えのパンツを買いに走っていたかも知れません。

しかしこの魚の油には本当に驚かされました。

油をそのまま飲んでいるのと同じことになるのですから当然といえば当然かも知れませんが、その独特な味もそうですが、食べてすぐに胃がもたれたのも初めてのことでした。

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