人魚のモデルともなっているジュゴンの生態!どんな生活をしているのか?

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その名は誰でも一度は聞いたことがあるかと思います、ジュゴン。

最近では沖縄県の米軍基地移設問題を取り上げる中で、環境保全や動物保護を訴える代名詞のように使われているので、余計に耳にするようになりました。

人魚のモデルと言われているのを聞いたことがありましたが、実際にジュゴンを初めて見た時には、その外見からは「何で??」と思ってしまいました。

ジュゴンさん、すみません。。

子どもにお乳を与える様子が人間に似ているところから、人魚のモデルとなったとの説もあるようですが、実際にはその様な姿は確認されていないようでもあります。

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人魚と言うからには

「本人」はどう思っているのか分かりませんが、沖縄の基地問題でその名を轟かせてしまっているジュゴンですが、その沖縄の言葉では、ザン、アカンガユーなどと呼ばれていたりもするようで、英語ではDUGONG或いはSEA COW(海の牛)漢字では「儒艮」と書きます。

人魚だと言い聞かせようとしているところに、英語でしっかり牛だと言い切られてしまっているところは、ご愛嬌としましょう。。

その姿形なのですが、見た目ではクジラやイルカの類に入るかと思います。

前足は胸ビレに変化し、後ろ足が退化し、そして普通の魚だと尾びれは垂直方向に広がっているはずですが、ジュゴンは水平方向に広がっています。

当然、哺乳類ですから子供も胎児で産み落とします。

人魚の性格は

見た目から想像出来るように、その性質は温和でおとなしく他の動物と争ったりまたは攻撃したりする武器となるものは持っていません。

牙はあるようですが、的に遭遇してしまった場合でも逃げるのみの様なので、それを使ったりすることはないようです。

沖縄でも最近ではほとんど見かけられなくなったようですが、以前は群れではなく1頭単位で目撃されていたようです。

通常はやはり単独かつがいで行動をしますが、5,6頭の群れで行動する場合もあるようです。仲間意識や絆が強く、仲間が傷ついたりするとお互いに助け合ったりするようです。

人魚に会うには?

沖縄の基地問題に絡んでその名を聞きますが、実際にはその沖縄でも見かけることはほとんど無いようです。

三年ぶりに目撃!などと言われたりしますが、餌場を求めて回遊しているので常に同じ場所に生息しているわけではないようです。

水温20~30度の熱帯・亜熱帯の浅い海に住んでいて、世界に目を広げるとその数は10万頭以上はいるのではと言われています。

オーストラリア近海、アラビア半島近海、そして沖縄の一帯が生息する条件を満たしているようで、分布の北限としては奄美大島辺りまでとなっています。

なかなか人前には姿を現してくれないのですが、確実にその姿をご覧になりたい方は鳥羽水族館が日本で唯一ジュゴンを飼育していますので、そちらへ行かれると人魚に会えますよ。

さいごに

人魚と呼ばれているのはジュゴンだけではなく、実はマナティーもそう言われています。

期待を込めてマナティーも見に行ったことがありますが・・以下同文と言ったところです。

つまり似ているということなのですが、パッと見だとその違いに気付かない方もいらっしゃるかと思います。

しかし良く良く見てみるとその姿は「別人」で、例えば尾びれだとジュゴンがイルカやクジラのようなものに比べてマナティはへらのように丸みを帯びた形になっていたり、また口はジュゴンの下向きに対してマナティーはそれほど下向きではありません。

私がマナティーを水族館で見たときはレタスばかり食べていましたね。

ジュゴンもマナティーもクジラやイルカと同じような存在だと思うのですが、人間と同じ哺乳類であり、その生息地域を脅かすのが人間だという事実もある中で、その保護を考えなければならないのかも知れませんね。

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