知っておきたい薬の応用知識!薬の飲み合わせやお薬手帳の活用!ジェネリック医薬品とは!?

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薬の基礎知識としての用法、副作用、保管方法などはすでにご存知の人への、ステップアップした応用編としての情報です。

ここでは厚生労働省と日本薬剤師会が平成27年10月に出した「薬と健康の週間」のパンフレットと、「政府広報オンライン」の暮らしのお役立ち情報を主な情報源として紹介したいと思います。

内容としては、

  1. 薬の飲み合わせ
  2. 「お薬手帳」の活用
  3. 「ジェネリック医薬品」とは
  4. インターネットで薬を買うときの注意事項  ・・・などになります。
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薬の飲み合わせや、誤飲・使い回しについて

1.薬の飲み合わせ

まずは薬の説明文書をきちんと確認してください。

複数の薬を服用している場合は、飲み合わせが悪いと薬の効果が十分に得られなかったり、逆に効きすぎてしまう場合があります。

食品やサプリメントの中にも、薬との飲み合わせが悪いものがあります。

医師や薬剤師に、いま使っている薬やサプリメントの情報をきちんと伝えましょう。

*飲み合わせの悪い〈例〉

①ワルファリン(血を固まりにくくする薬)と納豆、クロレラ食品

②カルシウム拮抗薬(高血圧の薬)とグレープフルーツジュース など

2.高齢者の薬の飲み合わせには特に注意

高齢者は複数の薬(血圧や心臓の薬など)を使うことが多く、服用期間も長くなります。

また内臓の働きも弱まっているため、薬が効きすぎたり、思わぬ副作用が出る場合があります。

医者や薬剤師の説明を十分に受け、正しく服用するように注意してください。

3.誤飲した場合の対応

薬を間違って誤飲した場合は、誤飲した本人の容体や薬の名前、飲んだ量を把握した上で医者や薬剤師に連絡してください。

そのときの容体や医者・薬剤師の見解によっては、すぐの医療機関の受診が必要になってきます。

4.薬の使い回し

医師はその本人の病気、病状、体質、年齢などを考慮して薬を処方します。

また薬の種類や用法も、本人だけに適した処方になっています。

従って、病状が似ているからといって、他の人への使い回しはやめてください。

ジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の特許期間が終わったあとに、別の薬品メーカーが製造販売する薬です。

先発メーカーと同じ成分で製造され、厚生大臣の承認を必要としています。

効力も先発医薬品と同等で、どちらも医師に処方してもらう薬です。

そのメリットとしては、先発医薬品よりも価格が安く、本人の負担や国の医療費負担が軽減されます。

先発医薬品からジェネリック医薬品へ変更するには、医師や薬剤師に相談の上、可能であれば変更してください。

すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありませんので、可能かの確認が必要です。

国もジェネリック医薬品を奨励していますので、今後はその比率が確実に上がってくると思われます。

お薬手帳の活用

お薬手帳を活用していますか?

薬のマイナンバーカードみたいなものですね。

お薬手帳とは本人に処方された薬の名前や使った量、回数などの記録を残す手帳です。

この手帳により医師や薬剤師は過去の服用履歴を確認でき、薬の重複や飲み合わせなどの防止にも利用します。

手帳は病院や薬局に必ず持って行き、病院や薬局が複数でも、一つの手帳で管理してください。

自身で購入し服用した市販薬も漏れなく記載しましょう。

また、常に持ち歩いていれば、急病や事故・災害などの時に役立てることができます。

インターネットで一般用医薬品を買う時の注意事項

1.医薬品の分類

私達が使う医薬品には、主に「医療用医薬品」と「一般用医薬品」の2つがあります。

医療用医薬品は、医師が処方箋を出し、それに基づいて薬剤師が調剤する薬で、 「処方薬」とも呼ばれます。

強い効き目が期待できますが重い副作用の恐れもあるため、医師や薬剤師の指導が必要な薬です。

そのため、適切な調剤設備を備え、薬剤師が常駐する「薬局」でなければ売ることができません。

一般用医薬品は、様々な人達が使えるように、効き目を調整して安全性優先で作られ「市販薬」「大衆薬」とも呼ばれます。

一般用医薬品は副作用などのリスクの度合いにより、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分類されています。

インターネットで買える薬は、この一般医薬品の範囲の薬です。

2.インターネット販売のリスク

インターネット上には、一般用医薬品の販売許可を得ていないサイトや、安全性が確認されていない海外医薬品や偽造医薬品を販売しているサイトもあります。

それらの違法サイトで販売する薬物によって、健康被害や消費者トラブルも発生しています。

インターネットで医薬品を買えるのは便利なことですが、一方ではリスクがあることも知っておいてください。

3.違法販売サイトを見つけるチェックポイント

以下の内容が掲載されてなければ、違法な販売サイトの可能性は高いと思います。

・店舗の正式名称や住所が掲載されているか

・店舗の開設者や所管自治体など、許可証の内容が掲載されているか

・相談用の連絡先が掲載されているか

・実際の店舗の写真が掲載されているか

・勤務中の薬剤師などの氏名が掲載されているか

・医薬品の写真、使用期限が掲載されているか

確認方法としては、厚生労働省のウェブサイトに「一般用医薬品の販売サイト一覧」が掲載されていますので、そこで確認してください。

違法な販売サイトや違法な薬物販売を見つけたときは、まずはそのサイトを利用しないことです。

そして、厚生労働省が設置する「あやしいヤクブツ連絡ネット」や、保健所設置市または特別区の薬務主管課に連絡してください。

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