あさりを使った料理と言えば何を思い出しますか?酒蒸しやボンゴレにすると美味しいですし、酒のつまみに佃煮にするのもいいですね。
スーパーで買えば100g150円ほどで買えるものではありますが、しかし、どうせならタダでたくさん食べたいところです。
それならば、自分で採ってくるのが一番です。
買ったほうが楽だし早いし安全だし、なんて事は言わないで、たまにはちょっとだけしんどい思いをして自給自足の気分を味わうのも楽しいもんです。
まずは海に行かねば何も始まらない
もちろん、いつ何時でも好きな時に行けば良いって事ではありません。
干潮時に行くのが基本です。
更には大潮の時を狙って行けば、潮の干潮の差が大きいので遠くの沖合いの方まで行けることが出来ます。
持って行くものは、スコップと熊手に採ったあさりを入れる袋があれば充分です。
さて、どこを探せばあさりを見つけることが出来るのか?確率の高いところで言うと、海藻が多くあるところが比較的採れるような気がしますね。まずはそういうポイントを探してみるといいでしょう。
あと、砂地に小さな穴が開いているところも狙い目です。
あさりが砂の中に潜るときに出水管を水中に出すのに使っている穴かも知れません。どんなに潜っていたとしても、せいぜい5センチほどの深さくらいに居ますので、それほど深く掘る必要もなく、居ないと分かれば次の場所へと移動するのがいいでしょうね。
さあ、大漁だ!
採れる時には大漁です。
袋がいっぱいになったら早速帰って料理しましょう。
と、行きたいところですが直ぐにはそうは出来ません。
まずは採って来たあさりの砂抜きをしなければいけません。
2リットルほどのペットボトルに海水を入れて持ち帰ってきたら、洗面器に海水を移してそこに採って来たあさりを入れて翌朝まで放置しておきます。海水があさりからの砂で結構汚れていたら、あさりを取り出して水洗いしたら調理の準備が完了です。
この砂抜きの作業が手間が掛かるように思えますが、このひと手間があるからこそあさりを美味しく頂けるわけです。
もっと手軽に砂抜きが!?
あさりを採るたびに、毎回ペットボトルに海水を汲んで帰ってきていましたが、何ともっと簡単に砂抜きが出来る方法があるようです。
まずお湯を準備します。
もちろん海水ではなくて結構です。
50度ほどのお湯を容器に用意したら、そこへあさりを投入します。少し擦つけたら、海水の時と同じように放置するだけです。
これだとたった5分ほどで砂抜きが完了してしまいます。
5分があまりにも簡単すぎると思う方はもう少し放置しても構いません。しかも50度という温度でも身が縮んだりすることもなく却ってプリプリした仕上がりになるようです。
何とも簡単で不思議な感じですが、実際にこの方法でやってみましたが本当にただの“ひと手間”ですむようになりました。
さいごに
長い間、ずっと海水を使って砂抜きをすることがベストだと思ってやってきましたが、身近な道具でこんなにも簡単に出来る方法があったとは驚きました。
しかし、このやり方は昔からあったようで普通に行っていた地域もあるようです。そして50度という温度が大事だそうです。
何で50度なのか分からないまま、言われた通りに温度を計ってやって美味しく頂けましたが、43度以下になると菌が繁殖してしまうからだそうです。
また逆に60度以上になると煮えてしまうことになるようです。
なるほど、ちゃんとした理由があったわけです。
さて、ひと手間が省けた分頑張ってあさりを採りに出掛けましょう。
コメント