関東でもうすぐ春、という2月末、北海道最北の町、稚内では犬ぞりレース全国大会が開催されます。犬好きにとっては必見のイベント。犬達(と人間)の熱い戦いで盛り上がり、冬のフィナーレを飾りましょう!
犬ぞりレースには、テレビでは伝えられない現場の「熱気」があります。実は、最もタフなスポーツとも言われるのが犬ぞりレース。(寒さのせいではありませんよ。)普段はクールな北海道人が熱狂する、このレースの楽しさをご紹介します!
犬ぞりレースとは?
犬ぞりレースの基本
もうご存じの方も多いと思いますが、簡単に言えば、犬がマッシャー(操縦者)の乗るソリを引いて走り、勝敗を競うものです。北海道ではいくつかの大きめの町で冬のおなじみイベントとなっています。全国大会では6頭引きまでですが、旭川など8頭引きまであるところも。稚内の全国大会では、他にもウエイトプルやワンワンダッシュ(犬だけの徒競争)、愛犬ファッションショーまでバラエティ豊かです。
どんな犬に出会えるの?
北海道の犬ぞりレースに多いのは、やはりシベリアンハスキー。全国大会開催地の稚内はシベリアから近く、、晴れた日にはサハリンの先っぽが見えるほど。シベリアンハスキーは最も身近な犬ぞり選手たちです。他にもアラスカン・マラミュートなど、毛皮があったかそうで抱き心地も良い中型~大型犬が勢ぞろい。300匹前後が集合して迫力です。
もちろん、ソリ引き以外には愛犬であれば種類は関係なし。チワワを連れて来たって大丈夫です。ちなみに、マッシャーは女性も多いです。
犬ぞりレース体験できます!
初めての犬ぞり体験?
稚内の全国大会では、2日間共「犬ぞりレース体験」の時間があります。犬ぞり初めてでも大丈夫。比較的穏やかで良くトレーニングされた犬を選んでくれますよ。
初マッシャーが気をつけたいこと
犬達がやる気満々の場合は、高速で急カーブを切った瞬間、ソリが倒れてマッシャーが落ちてしまうことが。あとは犬達が気付いてくれるまで引きずられ続けます…ソリから落ちないように自分でもバランスをとる必要が。
ちなみに犬達の注意がそれていたりすると、慣れている犬が他の犬を軽く噛んだりして励ましつつ走ります。また、上り坂では犬達のスピードも遅くなりがち。マッシャーがそれを手伝うために、片足で地面を蹴りながら進むのが普通です。「気楽に乗っているだけ」とはいかないのです。
2016年 犬ぞり全国大会情報
その名も「JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会」。2016年度は2月27日、28日の土日に開催される予定です。開催時間は午前9時~午後3時。
今年から大沼特設会場になります。
さいごに
会場内で稚内観光物産祭りが同時開催されるので、愛犬にも自分にも「ご褒美」を買ってあげられそう。
稚内観光も兼ねている場合は、「宗谷ふれあい公園」が同時期にオープンしていますので、スノーモビルやスノーラフティングなどを楽しめます。また、稚内は温泉もありますので一日外にいた後でも体の芯から温まれますよ!
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