鼻茸（はなたけ）という病気をご存知でしょうか？聞きなれない言葉ではありますが、結構身近な病気でその名の通り鼻の病気です。
鼻詰まりやいびきなどの症状なので、大して気にすることもなく放っておいてしまう人も多いのですが、侮ることなかれ、結構怖い病気です。
鼻茸という病気を知っていれば、早期発見で大事にならずに済むかもしれません。症状から治療方法などご紹介いたします。
子供でも大人でもかかる鼻茸
鼻茸は字のごとく、鼻の中に茸（キノコ）のような形の物が出来てしまう病気です。
原因はよくわかっていませんが、アレルギーや細菌の感染、ちくのう症などが考えられるとされています。
いずれも鼻の中の粘膜が刺激され炎症して腫れ、キノコのように突き出してきます。どうしてキノコのような形なのかもわかってはいません。
鼻茸は一言でいえば鼻ポリープです。
悪性の腫瘍ではありませんので命を落とすほどの怖さはありませんが、放っておくとそのポリープが大きくなったり数が増えてしまったりして手術をする例が多くなります。
こんな症状があったら鼻茸を疑おう
鼻茸にかかってしまうと、ポリープで鼻の奥がふさがれていきますのでまずは鼻詰まりになってきます。鼻茸は両方に一度に出来るとは限りませんので、最初は片側だけが詰まっている人もいます。それによって鼻声になります。
鼻の中を通る空気がポリープとぶつかっていびきをかくようになってきます。そこから鼻汁が長期にわたって出続けます。この時の鼻汁は膿性であることが特徴です。
さらに症状が進むと嗅覚が障害され、においがわからなくなってきます。
鼻が詰まるので口呼吸をするようになり、口の中の病気にもなりやすくなってきます。あまりにも長く鼻詰まりが続くようになったら耳鼻咽喉科をすぐに受信するようにしましょう。
放っておくとどうなるのか？
ひどくなってくると、鼻の穴から鼻茸が出てきたり、鼻が変形します。鼻茸によって頭痛がおこることもあります。片頭痛だと自己判断せず病院へ行きましょう。
外へと鼻茸が出てくるのも嫌ですが、自分では見えない喉の方へと進出していくこともあります。奥へ奥へと進んで行ってしまうとかなり大きな手術にもなりますので、軽視しない方がいいです。
鼻茸の手術
手術と言うと怖いイメージがありますが、ほとんどの人が日帰りで済みます。
保険も適用されますし、軽い手術であれば1～2万円ほどが相場のようです。
ですが、鼻茸の出来方や出来た場所、そのほかの病気の疑いもある場合は入院するケースもあります。
入院となれば費用もかさみますので、出来れば早期発見で軽く済ませたいところです。
最後に
いかがですか？もし、あなたが鼻詰まりが気になっていたり、ご家族で長期間鼻汁が出ている人が居たりしたら、鼻茸も疑って耳鼻咽喉科での受信を勧めてください。
そして、鼻茸は一度切っても再び出来てしまうものですので、少しでも鼻の症状が気になったら病院へ行くようにしてください。
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