案内看板の地域別の特徴

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道路わきに、スーパーや病院などの案内の看板や標識を見かけます。「○○スーパーまで、×メートル先を右折」といった内容です。その目的地までの距離で、その地域の便利度が分かります。あくまで情報を伝える目的の看板ですが、その地域性が現れています。

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都市圏

都市部では、「○○スーパーまで50メートル」とか「△△病院まであと200メートル」といった、メートル単位の看板が多いと思います。あまり遠くに置いても、その間に何軒もスーパーや病院があると、宣伝効果が少ないからです。

都市周辺

都市部から少し離れると、距離の単位が「キロ」になります。公共の交通機関よりも、車で移動する人が圧倒的に多いので、「○○スーパーまで2キロ」「市役所まで、あと5キロ」といった内容になるのです。

地方

東北地方などになると、「○○スーパーまで、あと50キロ」というような、距離の桁が増えた標識が多くなるそうです。裏を返せば、50キロ以内に他にスーパーが全然ないという不便さが分かります。ただ、首都圏の渋滞や信号待ちの中を移動するのと比較すると、50キロであっても、信号待ちや渋滞がなければ、一時間以内に行けるのかもしれません。

北海道

さらに北海道は別格で、「ジャスコ釧路店まで直進110キロ」「眼科まで直進118キロ」といった、100キロメートルを超える標識があるそうです。しかも「直進」なので、いかに途中に何もないかが分かります。110キロというと、東京を出て、関東圏の端まで行ってしまう距離です。北海道は、端から端まで行くだけで、東京―大阪間よりも距離が長いそうです。

ロシア語

北海道の稚内市には、「網走まで322キロ」という案内標識があり、地名の下にローマ字表記と、ロシア語表記が併記されているそうです。北海道内で300キロ以上移動しないといけないのも驚きですが、ロシア語が併記されているのも、他の地域にはない特徴です。

三ケタ

青森県の案内標識には、「東京まで798キロ」「仙台まで448キロ」「盛岡まで264キロ」と、全ての距離が、100キロ以上の三ケタになっているものがあるそうです。東北内の移動でも、400キロ以上かかるのも驚きです。(現在は、この標識はないそうです。)

さいごに

地方の案内標識は、地元の住民にとっては毎日のように見ていて、当たり前に感じているかもしれません。しかし、他の地方の住民からすると、距離の単位や桁が違うのが驚きです。同じ日本でも、距離や時間の感覚の違いを感じます。特に北海道は、日本の中では特に異質です。

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