10月から3月にかけて日本に上陸し被害を大きくするのが爆弾低気圧です。
雪国で見舞われると猛吹雪になり、あっという間に雪が積もって車内に閉じ込められることがあります。
エンジンを掛けたまま眠ってしまうと一酸化炭素中毒になる恐れがあるので注意が必要です。
増加する爆弾低気圧
近頃の日本では爆弾低気圧が上陸することが多くなりました。
天気図の等圧線の間隔が通常の低気圧と比べると非常に狭くなっています。
地球温暖化が増えた原因とも言われていますが、台風のような豪雨や暴風をもたらすのが特徴です。
特に10月から3月にかけて日本に上陸し被害を大きくする傾向がありますので注意が必要です。
車に閉じ込められたときの注意点
爆弾低気圧は北海道など雪の多い都道府県では猛吹雪になることがあります。
短い時間で大量に雪が降り、特に吹き溜まりではあっという間に雪が積もることがあります。
今晴れているから大丈夫だろうと思っても急変することがあり、車の中に閉じ込められるケースがよく見られます。
もし車が動けなくなったら救出を待つしかありませんが、エンジンを掛けて暖房を入れたまま眠ってしまうと危険です。
それは雪が積もって車のマフラーが詰まると車の中に一酸化炭素が入ってきて中毒を起こす恐れがあるからです。
一酸化炭素は無色無臭なので車内に入ってきても気が付き難く、中毒により死亡に繋がることがあるのです。
エンジンを切って救助が来るまで待ちたいところですが寒さで耐えられないので暖房を入れたいと言ったときは、車のマフラーが雪で詰まらないよう小まめに除雪することが大切です。
さらに風下になる車の窓を少し開けて換気しておくと良いです。
ただし爆弾低気圧による猛吹雪の間に車から離れると、ホワイトアウト現象で白一色の視界になりどこに居るのか分からなくなり、車に戻れなくなる危険があります。
雪国での事前の対策
雪が降る季節に1度や2度は爆弾低気圧の上陸があり得ると考えて事前の対策も不可欠です。
防寒着、毛布、長靴、手袋、スコップ、ロープなどを備えておく、ガソリンは余裕をもって入れておくのがおすすめです。
さらに日頃から天気予報を見ておくと爆弾低気圧の情報が流れますのでいつ頃危険になりそうなのか分かり易いです。
救助が来て車を置いていくときは、鍵は付けたままにし連絡先のメモを置いて避難して下さい。
そしてなるべく車での外出は避けると良いでしょう。
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