マスメディアと言えば、テレビCMやラジオ、新聞、雑誌などのメディアのことを指します。
それら4種類のマスメディアを利用した広告を、4マス広告といいます。
それぞれの広告の特徴を比較しましょう。
テレビ
何と言っても、広く大勢の人に対して宣伝効果があります。
しかし、コマーシャルの制作に時間と費用がかかるというデメリットがあります。
また、コマーシャルの間は他のことをするとか、ビデオに録画してコマーシャルを
飛ばして見るという見方の人に宣伝効果がないという問題があります。
最近のコマーシャルで、ストーリー性を持たせ、続きを見てみたいと思わせる工夫が
されているものが増えました。また、趣味の番組(釣りやペットなど)のコマーシャルに、
その趣味に関連したコマーシャルを放映し、視聴者の客層に合わせることで宣伝効果を
高めるという方法も取られるようになっています。
新聞
新聞も、多くの家庭で取っているので、宣伝効果の高い広告です。
しかし、最近では新聞を取っていない一人暮らしの世帯も増えているためか、
広告費はここ20年で半減しています。
最近は、インターネットを利用した広告が急増し、広告費の上で新聞を追い抜いています。
ラジオ
地域に密着した広告が入れやすく、製作費も安く済むというメリットがあります。
しかし、他のメディアに比較すると、リスナーが少ないという問題があります。
雑誌
雑誌の購読者層に合わせた宣伝をしやすいというメリットがあります。
しかし、掲載まで期間がかかるので、急な宣伝には向いていません。
趣味の雑誌などで、面白い広告を見かけることがあります。
例えば、呪いのわら人形の広告を見たことがあるのですが、
「ご自宅で気軽に呪える」という宣伝文句がついていました。
ミリタリー系の雑誌では、防弾チョッキ(服の下に着用するタイプ)が販売されていて、
「誰にも知られずにおしゃれに着れる」と宣伝されていました。
本当に必要な人は、おしゃれ(薄いので、上に着る服に響かない)は気にしないと思いますし、
必要でないのに、服の下に着たいミリタリーマニア向けの商品だろうか、と悩みました。
プロモーションメディア
4マス広告以外に、プロモーションメディアというメディアを利用した広告があります。
例えば、新聞の折り込みチラシやダイレクトメール、店頭のPOPや、
ビルや電車を利用した看板やポスターなどが挙げられます。
この広告も、4マス広告に次いで二位の広告費が使用されています。
インターネット広告
インターネット広告は、第三位の広告費として、急増しています。
ホームページからすぐに購入ができ、広告による販売効果が分析しやすいという
メリットがあります。
最近は、テレビのコマーシャルでも、
「続きはウェブで」「詳しくは、ホームページで」というセリフが増えました。
さいごに
広告媒体も、時代やライフスタイルの変化とともに変わってきています。
しかし、いずれも、客層の絞り込みやコストパフォーマンス、
広告効果などを分析し、効果的に宣伝するという目的は共通です。
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