タバコの依存性

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日本における喫煙率は、年々減少していますが、まだ平均して20%の割合がタバコを吸っています。禁煙エリアが拡大し、タバコの価格も値上げされていますが、タバコは依存性が高く、なかなか止められないようです。

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ニコチン中毒

ニコチンに対する依存性があるかどうかの目安に、朝起きて、何よりも先に一服するかどうかがあります。その習慣のある人は、ニコチン依存症の可能性があります。禁煙外来を受診することをお勧めします。

麻薬

タバコは、脳にドーパミンを放出させて快感を生みだし、鎮静と興奮の作用を及ぼす麻薬の一種なのです。朝起きてまず一服したいというのは、睡眠中はタバコを吸わないので、禁断症状が出ているのです。タバコが止めにくいのは、その麻薬としての依存性が関係しています。

高くても

タバコは、今はほとんどが一箱400円以上します。コンビニでよくタバコを買う人を見かけるのですが、タバコだけ買っていく人がほとんどです。普通は、コンビニに寄ったら、目的の商品以外についでに買い物をする人が多いのですが、喫煙者は、タバコだけでも高いので、他のものは一切買わないのです。ここでも、「高いから禁煙しよう」とはならなずに、他のものを節約してでも吸いたいという、依存性の高さが分かります。

心理的

タバコが好きな人は、心理的に分析すると、唇にタバコが触れていることで満足するという、おっぱいを飲んでいる口唇期(0~2歳)の欲求不満が原因とも分析されています。他に、お酒を飲むのが好きとか、おしゃべりであったり攻撃的な特徴などがあるそうです。

喫煙スペース

最近は、多くの公共施設が全面禁煙となっています。また、企業や病院などでは、喫煙スペースが設けられるようになりました。しかし、その喫煙スペースが屋外であっても、どんなに暑くても寒くても、雨や雪でも、喫煙者を見かけます。屋内に設置されていても、透明のアクリルのようなケースで囲われ、動物園の檻のような構造の喫煙スペースもあります。廊下を通る人から、見世物のようになりながら、やはりタバコを吸っているのです。やはり依存性が高いように思います。

連帯感

そのような喫煙スペースでは、喫煙者同士の連帯感が生まれるそうです。世間から迫害されている者同士、ということかもしれません。中には、タバコを吸わないのに、喫煙スペースに入って、営業をする人もいるそうです。

さいごに

言い古されたことですが、タバコは「百害あって一利なし」なので、禁煙したいなら、禁煙外来を受診してはどうでしょうか。他の麻薬と同様に依存性があり、禁断症状が出るので、一人で禁煙するのは困難なのです。

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