ダイヤモンドダストは逆光でキラキラと光り輝いてとてもきれいな現象ですが、発生するには一定の条件を満たすことが必要です。
寒い日の朝であること、殆ど風が無くおだやかであること、視界が良いこと、空気中に湿気が多いことなどいろいろです。
北海道の旭川や美瑛、富良野と言った内陸部では寒い冬の朝にダイヤモンドダストが見られることがあります。
ダイヤモンドダストは逆光で見るとキラキラと光り輝いてとてもきれいです。
ダイヤモンドダストが発生しやすい条件は
ダイヤモンドダストとは空気中に含まれる水蒸気が固体である小さな氷の結晶へと昇華した現象のことです。
ダイヤモンドダストが発生するには一定の条件を満たすことが必要です。
キラキラと光輝いて見えるには晴れた日の朝であることが必要です。
さらに空気中に含まれる水蒸気が昇華するにはマイナス10度以下の気温が必要です。
その他にも殆ど風が無くおだやかであること、視界が良いこと、空気中に湿気が多いことなどの条件があります。
北海道は寒い場所が多いですが、海沿いでは風が強いので割と風がおだやかな内陸部の方がよく見られます。
内陸部で冬の朝に晴れると放射冷却現象で一気に気温が下がり、ダイヤモンドダストが発生しやすい状況になります。
曇っていると雲が衣服のような働きをしてくれますが、晴れるとその働きが無くなり気温が下がり易いのです。
しかし雲一つない快晴が続くよりも、前日に雪が降り次の朝に晴れて若干雲が多い方がハッキリとしたダイヤモンドダストが発生しやすいです。
いつ頃見られるのか
北海道の内陸部では早ければ11月の終わり頃から2月の終わり頃まで見られる傾向があります。
特に1月の中旬から下旬頃、2月の下旬頃が多い傾向があります。
最近では温暖化のためかダイヤモンドダストを見られる日が少なくなりました。
旭川では年間143.8日は雪が降っていると言われ、特に冬は晴れる日が少ないです。
うっすらとしたダイヤモンドダストなら回数は比較的多いものの、ハッキリとした現象は年に数回程度とわずかしかないです。
ダイヤモンドダスト発生条件を満たす日が少ないので、道外から来る観光客の方でキラキラと美しい現象を見られたときは運が良いと思って良いです。
さいごに
ただし1月の厳冬期ではマイナス25度を超える様な朝も見られます。
特に手袋が無いと数十分でしもやけなることがあるので注意が必要です。
ダイヤモンドダスト目当てで北海道へ観光される方は万全な防寒対策を行ったうえでお出かけして下さいね。
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